Management Radio

  • 安斎 勇樹

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イノベーションは「枯れた技術」から生まれる|CULTIBASE Radio|Management #17

2021.03.26 / 16:17

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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの17回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「イノベーションは「枯れた技術」から生まれる」をテーマにディスカッションしました。

  • 今回は、任天堂のクリエイティブ魂・イノベーションの源泉を探りたい。
  • 任天堂の考え方の1つに「枯れた技術の水平思考」というものがある。枯れた技術というのは、古い技術というわけではなく、「既にメリットもデメリットも明らかになっているような技術」という意味。
  • 例えば、ゲームウォッチがシャープの電卓の液晶技術を横展開させてゲーム化したものであるように、これは既存の技術を組み合わせながらイノベーションを起こそう、という考え方である。
  • ここで考えたいのが、「枯れた技術の水平思考」はゲーム以外にも、イノベーションが生まれる状況一般に当てはまるものなのではないか、ということである。
  • 新しい意味を生み出すためには、解釈の転換が必要になる。そのHOWとして、「枯れた技術の水平思考」が相性が良いのだろう。
  • ミミクリデザインが大切にし、「ミミクリ」という言葉自体が意味する「既にあるものを、別の見方で捉えてみる」という行動は、根源的に遊びである。
  • ファシリテーターは、遊びのプロフェッショナルである必要がある。「この指とまれ」的な感覚でファシリテーションをしているときが、ファシリテーターが一番うまくいくという感覚があるが、それと同様に、任天堂の人たちは、きっと遊ぶように提案を作っているのではないだろうか?

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